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志々島は詫間港の北西5.5kmの海上に浮かぶ、面積0.74平方km、周囲3.8kmの島です。
島名の由来は息長帯姫が十握剣の神璽(しんじ)を納めて、十握明神として祭ったことにちなんだとか、鹿(しし)が多く生息していたとも、詫間荘の四至(しし)にあることにちなむとも言われています。また一方京都の紫宸島、また西行法師が行脚の途中でこの島を見て「獅々に似たる島」として獅々島と名付けたという伝説もあります。
島の頂上まで開墾され、良好な漁場にも恵まれて明治以降繁栄していましたが、高度経済成長に伴い次第に衰退し、200戸1000人を数えた住民も昭和30年代から激減してしまいました。島の北東部には樹齢1000年以上と言われる香川県の天然記念物・大楠の木があります。両墓制、戦国時代の哀話にまつわって、正月に餅をつかない等の貴重な民俗風習も残された、歴史の奥深い島です。昭和20年代には天まで続く段々畑に除虫菊が咲き乱れる瀬戸内の島を代表する景観を持った島でもありました。
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